ヘッドスペースセンサーは、温度、相対湿度、EMC、圧力、露点、CO2を測定する重要なものです。サイロやビンの上部だけでなく、ヘッドスペースに設置するのは、ある理由があります。暖かい昼から夜になると、気温は急激に下がる傾向があります。つまり、金属製サイロの屋根は、ヘッドスペースにある空気よりも早く冷えることになります。そのため、屋根に大量の水が結露し、サイロ内に雨を降らせてしまい、貯蔵している作物に大きなダメージを与えてしまいます。当社のヘッドスペースセンサーは、このような事態を事前に察知して警告を発します。屋根のダクトを開けたり、エアレーションシステムを作動させたりすることで、対応することができます。
ヘッドスペースセンサーは、サイロやバルクの中のCO2濃度を測定します。この値が重要なのは、CO2が、貯蔵作物を腐らせる可能性のある微生物の存在を早期に警告する働きをするためです。微生物が穀物に含まれる糖分を食べると、大量のCO2が発生し、温度が上昇します。ヘッドスペースセンサーは、この温度上昇を捉えて警告を発してくれるのです。CO2の発生は温度が上昇し始めるずっと前に起こるので、農作物にダメージを与えないためにもこのセンサーは重要です。そのため、気温が上がる前にCO2の増加を検知できるセンサーが必要なのです。
主な機能とメリットは
-リアルタイムで高品質なCO2、温度、EMC、露点、温度、相対湿度の測定が可能。
-CO20~10000 ppm
-アグロログソフトウェアとの完全統合
-シンプルで簡単なインストール
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