トレイを使った孵化システムでは、受精卵(選択したブロッドストックから得られたもの)を置き、孵化させます。フローティングエッグトレイは、各水槽に1つずつ設置し、約100gの受精卵をストックしておきます(種類によって異なります)。これにより、1サイクルあたり400個の卵をストックすることができます。受精卵はフローティングエッグトレイのふるいの上に均等に散布します。卵が孵化したらトレイを取り除きます。幼虫はエッグトレイの網目から落ちますが、孵化しなかった卵は残ります。薬品を使って卵を処理する必要はなく、それを控えることでより健康な稚魚を育てることができます。この孵化システムはRAS技術を使用しています。
システムの仕様
- ポリプロピレン製の4つの水槽で、底面に1つの流出口があります。2種類の流出用ふるい(大・小)を完備
- 沈殿フィルタータンク(機械的ろ過)により、システムの水流からすべての固体粒子を除去することが可能。
- ポンプ、淡水供給、オーバーフローパイプが設置されたポンプタンク。
- システムの設置を容易にするための調整可能なスタンド付きフレーム(SS304製)。
- 清水供給用の接続(フローティングバルブ×1(自動充填)、ボールバルブ×1(手動充填))。
- メスナーポンプ(70W-240V)1台(ドイツ製
- 1x SS304ハウジング付き40ワットVGE UV-Cユニット(オランダ製
- 1x エアポンプ(50W-240V)(供給ラインおよびエアディフューザーを含む
- 4x フローティングエッグトレイ
想定される淡水魚の種類
- Heterobranchus longifilis
- Clarias batrachus
- クラリアス ガリエピナス(Clarias gariepinus)
- Pangasius hypophthalmus
- コイ(Cyprinus carpio
- Hypophthalmichthys molitrix(ハイポフタルミシス・モリトリックス
- Hypophthalmichthys nobilis(ハイポフタルミシス・ノビリス
- ラベオ・カトラ
- Carassius auratus
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