TDP樹液流量センサーと同様に、ヒートパルス樹液流量センサーも温度ベースの測定原理で動作する。しかし大きな違いは、HP樹液流量センサーは連続的な加熱を必要とせず、数秒間の短いヒートパルスのみを印加することである。使用される測定方法によっては、熱パルスの方向依存的な伝播と時間的ダイナミクスが記録され、それに基づいて木部樹液流の流速と流れ方向が決定される。測定針に沿った複数の測定点により、半径方向の樹液流プロファイルを記録することができる。
TDP法と比較して、HP樹液流量センサーのエネルギー消費は大幅に削減され、IoT分野(IoP参照)のようなバッテリー駆動の低消費電力アプリケーションでもこのタイプの樹液流量センサーの使用が可能になる。
現在、以下の異なるバージョンを提供しています:
1.SF-HP-N3D2、長さ30mmのセンサー針3本付き。上下の測定針はそれぞれ中央の加熱針から6mm離れており、センサーヘッドから10mmと20mmの位置に2つの測定点があります。
2.SF-HP-N3D3、長さ35mmのセンサー針3本付き。上下の測定針はそれぞれ中央の加熱針から6mm離れており、それぞれセンサーヘッドから5mm、17.5mm、30mmの位置に互いに等距離の3つの測定点がある。
ご要望に応じて、針の長さや測定点の位置をカスタマイズすることも可能です(例:植物の直径が小さい場合など)!
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