紫外線対策を施したサーマルカバーフィルムです。
赤外線添加剤を使用することで、7~15ミクロンの範囲の赤外線(温室内のすべての物体から反射される放射)を吸収・反射します。
これにより、植物の葉に蓄積されたエネルギーが大気中に放出されるのを抑え、葉の温度を高く保つために不可欠な夜間の葉の冷却を防ぐことができます。
また、葉の温度が気温よりも高いと、植物が乾燥するため、造園病の発生を抑えることができます。
IR添加剤を添加したサーマルカバーフィルムを使用すると、IR添加剤を添加しないカバーフィルムに比べて作物の収量が増加することが示されています。また、サーマルカバーフィルムは加熱コストの削減にも貢献します。
添加剤は、様々な害虫が植物に与える被害やウイルス性の病気を大幅に軽減するために使用されます。また、葉の病気、特にボトリティスの増殖や、赤いバラの花びらの「黒化」も大幅に減少させることができます。その結果、殺菌剤や殺虫剤の使用量も大幅に減らすことができます。また、紫外線を吸収することで、様々な害虫との接触や、その害虫が媒介するウイルス性の病気、赤いバラの花びらの黒化を抑えることができます。
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