Safeguard AnalyticsのモデルIR-5100-CH4は、大気中の可燃性炭化水素ガスを連続的に検出・監視するために設計された赤外線ベースのガスセンサーです。炭化水素ガスは、ソース信号として非分散型赤外線放射吸収法を用いて検出・測定されます。
モデルIR-5100赤外線ガス検知センサーは、光源と2チャンネルのパイロエレクトリックディテクターが、外部レトロフレクター付きの共通の光学チャンバーに取り付けられており、オープンなガス検知チャンバーを提供しています。各2チャンネル検出器には2つの光学フィルターが取り付けられています。1チャンネルはリファレンス検出器として機能し、特定のガス吸光線が存在しないフィルターが取り付けられています。もう一方のチャンネルはアクティブディテクターとして機能し、ターゲットガスの波長の赤外線を透過させるフィルターが取り付けられています(炭化水素は通常3.25~3.4ミクロン領域で吸収します)。ガスが光学チャンバーに入ると、光源からの放射がアクティブディテクターに届く量が少なくなり、リファレンスディテクターには変化がありません。パイロエレクトリックディテクターに到達するこの光の差が測定信号となります。
注文時に指定がない限り、IR-5100-CH4は工場でメタンで校正されているので、現場での定期的な校正は必要ありません。年に一度のメンテナンスとして、目視点検、ガスサンプルのバンプテスト、サファイアウィンドウのクリーニングが必要です。ユーザーインターフェースは、携帯用校正キットとセンサーモジュールのMODBUS出力に接続することで行います。
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