アイルランドでの集中的な請負作業では、ハッシュウェットコンディションで、1台のタンカーまたはペアで農場から圃場にスラリーを引き込み、散布作業をすべて同じユニットで行うことは特に非効率的であることがわかりました。
また、トラクターやタンカーに付着した大量の土砂が、特に雨天時に道路や車道に流れ出し、他の道路利用者に大きな危険を及ぼすなど、好ましくない問題がありました。
スラリーキャットのエンジニアは、これらの問題に対処し、排除するために、トップフィルハッチとドリブルバーまたはトレーリングシューを備えた散布に使用するタンカーが散布作業中は常に圃場にとどまり、道路側にとどまるトランスファータンカーからの補給のためだけに岬に戻り、いかなるときにも圃場に入らないフェリーシステムを設計しました。
フェリーのトランスファータンカーには7.5mのトランスファブームが装備されており、油圧で作動し、下の写真のように上部の充填ハッチからスラリーをフィールドタンカーに送り込みます。ブームが長いので、圃場の境界であればどこでも搬送が可能で、排水溝や生垣を越えての搬送もスーパーリーチブームで可能です。
フェリーユニットは路側帯を離れる必要がないため、容量を大幅に増やすことができ、農場から圃場へのスラリー運搬の効率を最大限に高めることができます。
---